協議会の取り組み

「丹波黒」の生産および消費の拡大のため、生産・流通・販売・行政が一体となって兵庫県産「丹波黒」のブランド力強化に取り組んでいます。

1.生産面

(1)栽培技術の向上・普及

丹波黒の栽培には非常に手間がかかり、作柄も不安定です。そこで協議会では、丹波黒の品質向上と収量の安定化のため、研修会の開催等を通じ、栽培技術の向上に取り組んでいます。


黒大豆刈取機 実演会(篠山市)

ドローンを用いた省力化技術研修会(加西市)
(2)優良系統への統一

丹波黒は、特定の品種ではなく在来品種の総称であるため、明確な定義はなく多様な系統が存在しています。協議会では、丹波黒を優良系統(川北、波部黒、兵系黒3号、兵系黒6号)に統一するとともに、優良種子の生産や栽培技術の向上に努め、毎年優良な丹波黒を供給できるよう取り組んでいます。

・原種圃、採種圃の設置指導
・会員JAが設置する原種圃、採種圃のDNA検査の実施

優良な丹波黒の種子供給を目的に、会員JAが設置する種子生産圃場(原種・採種圃場)にてDNA検査を行い、丹波黒の優良系統であることが確認された種子だけが生産農家に届く体制を確立しました。


原種圃の様子(宍栗市)

優良系統種子から生産された「兵庫丹波黒」

協議会では、兵庫県内で優良系統の種子から生産された丹波黒を「兵庫丹波黒」とし、「兵庫丹波黒」の魅力発信に取り組んでいます。

2.流通面

丹波黒が美味しいことは経験的によく知られており、最近では健康機能性に対する関心も高まっています。しかし、丹波黒の美味しさや健康機能性に関する研究報告はほとんどありませんでした。そこで協議会では、丹波黒の魅力を科学的に検証するため、食味アンケートを行うとともに、食味成分および機能性成分の分析を行いました。

(2)流通

・新たなブランドの創出(兵庫県認証食品の取得促進)

PAGE TOP